日記

北海道の報恩講

こんにちは 住職です。

今日も築地本願寺では報恩講が修行されます。

北海道のお寺さんでは、報恩講を夏に修行すると聞いたことがあります。

1月は、本山での報恩講ですし、11月でも雪が降るから!と、夏に営まれる理由を

確か聞いたような記憶があるのです。

それを聞いて、おぉ! さすが北海道だ!と思ったことがあります。

だけど、親鸞聖人のご命日は冬なんだけどなぁ。と思ったこともありました。

しかし、北海道の冬は雪が降ったら積もるし大変でしょう。そうなると、お参りにも来れません。

一番、行動しやすい時期に修行することも、確かに現場の人からすれば、工夫の1つになるのだな

とも思いました。私は、北海道に住んでいないから、「夏に法要するとは?」と思ってしまうけど、

それは外部の人間だから。内部にいれば、それができない理由が身に染みているわけです。

当事者でない者が、他人事のように口を出すべきではないんだな!と思うようになった事を

思い出しました。それぞれ事情があるわけですし、一概に考えてはいけないのです。

報恩講で、ちょっと昔の事を思い出したので綴ってみました。