親鸞聖人の750回大遠忌(ななひゃくごじゅっかいだいおんき)
浄土真宗の開祖、親鸞聖人がお亡くなりになり、来年の1月16日で750年を迎えることとなります。この区切りの時を縁に、全国では様々な催しが行われています。その主なる催しとなるものが、京都の本願寺(西本願寺)で行われている“親鸞聖人750回大遠忌法要”です。この法要はいわば、親鸞聖人の750回忌の法事であたるとも言えるのです。そこで浄土真宗本願寺派では、“親鸞聖人750回大遠忌法要”と題し、10年前から企画してきたのです。全国の皆さんに親鸞聖人を偲んでいただき、また親鸞聖人が伝えてくださった阿弥陀様の御教えをよくよく聴いていただきたいと願い行われる法要なのです。この法要の期間は2011年4月から2012年の1月まで、10カ月間行われていきます。因みに今JR東海のCMで東西本願寺が取り上げられ「そうだ、京都行こう!」と宣伝されておりますね。私は本願寺派に属していので、CMを見て一人感激しておりました。そうだ!京都に行こう!!
さて“親鸞聖人750回大遠忌”と題している理由について触れていきたく思います。凡そ、年忌法要(法事)は50回忌を迎えた後は、50年ごとに行われていきます。しかし余程の偉人以外には、100回忌、200回忌と法事が行われていくことは稀でしょう。浄土真宗本願寺派では代々のご門主様(本願寺の住職)に限り、このような年忌法要を勤めております。中でも開祖の親鸞聖人と中興の祖と呼ばれる蓮如上人(第8代門主)に限り、50年ごとに行われる法要を遠忌(おんき)と呼ぶことにしているのです。さらに親鸞聖人の時に限って、遠忌の上に大(だい)の文字を付けると規定しています。このような理由もあって、今回行われる法要を“親鸞聖人750回大遠忌法要”と命名しているのです。
浄土真宗本願寺派では、親鸞聖人750回大遠忌法要を迎えるにあたり、「世の中安穏なれ、仏法ひろまれ」(世の中が穏やかで、阿弥陀仏の御教えがひろまるように)の文をスローガンとして掲げ、世界に発信してきました。このスローガンは親鸞聖人がお手紙の中で書き留められている文言なのです。親鸞聖人の想いが伝わってくる言葉ですね。
親鸞聖人750回大遠忌法要
2011年4月~2012年1月 浄土真宗本願寺派 西本願寺 (リンク・http://daionki.hongwanji.or.jp/)
750回忌を記念して、親鸞聖人の足跡を辿る催しが全国で行われております。
親鸞展 ―その足あとをたどれば、厳しい いまを生きるヒントが見えてくる―
2011~2012年、全国30箇所で開催(主催:各地域新聞社 制作:テレビ朝日映像)(リンク・http://www.shinranten.jp/)
ご臨終より、まずご相談ください―――――――――――――――
浄土真宗本願寺派 雲龍山 西照寺 0493-39-4640 http://www.saisyoji.jp/ ―――――――――――――――――――――――――――――――