日記

非常時に、行事など、どう考えればいいんだろう!?

おはようございます。住職です。

うーん。難しい。あまり深刻には考えていないのですが、コロナの件でどう行動していけば良いのか、

非常に悩みます。

そもそも論としては、今月末まで様子見することが一番大事!と思っていたのですが、

19日の政府の専門家会議の意見を知り、中長期間このような状況は続くだろう!との予想に、

このまま自粛していても、経済は動かないし、他に別な問題がでてきそう!と思うに至り、対策を講じなが

ら行動を始めた所なのです。そんな矢先、昨日の一日の感染者数が増加。特に東京では感染経路が不明の

感染者が増加しているとのこと。さらに、埼玉県でも、ここ二日で感染者数が急増。

このような変化は、巷で言われるオーバーシュート(爆発的な患者患者の増加)の前兆だとも思える。

そう考えると、今はまさに自粛すべき時!とも思えてきます。

このような時だからこそ、色々な情報に揺れ動かされていまいます。

自分で考えていながらも、他の意見にも耳を傾けると、やはり自分の考えもブレてきてしまいます。

もちろん、個人的な行動に関しては、柔軟にケースバイケースで対応していけば良いのですが、団体を

纏めていく立場となると、話が変わります。

私は、関東地方(静岡と山梨も含む)に存在する浄土真宗本願寺派の寺院(約500)が連合する団体で、運

動を取り纏める役なのですが、年度の切り替わり時期である今、新型コロナウイルスの影響によって、様々

なイベントや会議が中止となっています。これまでは良かったのですが、このウイルスが中長期的に影響を

及ぼすと聞き、今後のすでに計画している行事や会議などをどうしていくべきかを、ある程度判断する必要

があるのです。つい先日までは、対策をしっかりやって開催できるものは開催!と思っていた矢先に、

東京都では今後3~4週間が分かれ目(オーバーシュートの)と、都知事が発言されました。

そして、昨日の東京都の感染者数もそれを物語っているような気配さえしています。

それらを考えると、非常に判断が難しいです。行事を行うにしても、それが小規模であっても、開催するに

は、事前準備が必要です。準備をしながら、その時その時の状況で中止や開催を決めるのが一番よいのです

が、万一中止となる場合、準備経費が無駄になるし、色々な方にも迷惑になりかねません。

このような時、一番大事なのは、そもそも何の為に行事などを行うのか?という「目的」になるでしょう。

私が取り纏める団体では、「心豊かに生きることのできる社会の実現」を目指して活動を行うのです。

そう考えると、東京で感染ルート不明の感染が拡大している、あるいは感染が維持されている状況であれば

あえて東京(築地)に集まるような諸行事は、目的と逆の効果がでてしまうでしょう。

それは一番やってはダメ。

となると、そんな活動ではなく、在宅で不安に思ってられる方々に、心豊かになれるような法話を

ネットで流したり、ZOOMを利用して、僧侶が不安相談にのってみたり、ネットをフル活用した運動ができ

るとも思うのです。そんな事を、やってみればいいじゃん!と運動推進者として個人的に思ってしまいま

す。しかし、団体というのは難しく、そもそもそのような活動は年間計画に入っていない!とか、会議で決

めていない!とか、色々な意見がでてきてしまうものなのです。もちろん、それらは正論なのです。

正論なんだけど、このような非常事態では、それを言ってると身動きがとれなくなっちゃう。

となると、最終的に何もしない!が一番いいんじゃないか!?(笑)と思います。(笑)

こうやって、ルールに縛られる団体っていうのは、力を失っていくのかもしれませんね。

活力ある団体って、おそらく身軽に行動ができる! 建設的な意見で纏まる。行動が早い。

そして目的を皆が共有できている。

そんな様な団体なのかもしれませんね。

おぉ! なんだか、このブログを綴りながら、自分がどう行動していくべきか、意見が精査できました。

有難うございました(笑)

ブログを綴りながら、自分の考えを整理できました。 有難うございます。