日記

経験の蓄積

おはようございます。住職です。

昨日は、今月月末に招かれている浄土宗さんの研修会の資料を作成していました。

実は、月末に浄土宗さんの教区の布教師研修会が増上寺において開催されるようで、

他宗の葬送儀礼について研鑽を深める機会とのことで、浄土真宗本願寺派の作法について

私がお話させていただくこととなったのです。これは、浄土真宗本願寺派を代表して!という

訳ではなく、あくまでも私個人が依頼を引き受けさせていただいたものです。

先方からのご依頼も、西照寺 の私宛で届けられているので、あくまでも浄土真宗本願寺派に

属する一寺院からの見解として、発表させていただくのです。

依頼状と共に、当日参加者の皆様に配布する簡単な資料も添付されており、そこに発表者が書き込む

形態となっていました。各発表者が、それぞれの宗派の見解を書き込んで、当日の資料とするようです。

昨日、私はその作成に着手。昨日モチベーションが低かったのですが、取り掛かかることにしたのです。

モチベーションが低いという意味は、仕事に臨もう!というより、休憩したい意識の方が強いという意味で

す。仕事から逃げたい意識に立ち向かって、何とか着手。すると、不思議なもので、集中し始めることがで

きました。それで、何とか整えることができたので一応、ご担当者にメールで添付送信し、ご依頼いただい

た内容に沿っているか?のご確認を頂くお願いをしました。折角の機会ですから、なるべくご依頼と齟齬が

ない方がいいですし。先方からのご返信次第では、再考できる時間もあるし、お話させていただく内容も

固めることができます。一応、これで溜まっていた雑務は解消したことになります。

色々と細かな雑務が溜まっていたと感じていましたが、今になってみると、モチベーションが高くない中で

それなりに仕上げることができたように、自分では感じています。だから自分を誉めてあげようと思いま

す。今になって思う事ですが、私は20代の頃は、学術的発表などの資料作りなど多く、30代の頃は、

仕事上の資料づくり(宗派の新聞等の記事や、講演や講義の資料、会議資料など)、またJCではイベントの

タイムテーブルや、案内資料、指示資料作りなどを経験。

40代前半は、プレゼン資料の作成だったりを経験してきました。

なので、資料作りの経験は蓄積してきたのだと思われます。その為、今ではモチベーションが低くても

これまでの経験を頼りに、結構短時間でできるようになっているのだと思います。

始めて経験する時は、苦心しながら時間もかかるのですが、今はそこがだいぶスムーズにいくように

なっていると感じます。まさに、経験の賜物ですね。

これまで苦労しながらも、やってきて良かった!と、今更ながら感じることが出来ます。

こんな経験を避けてきていれば、ご依頼されても発表なんて断るしかないと思います。