日記

もがり

こんにちは 住職です。

今日は、ここ数日恐れていた地域の「もがり」の日。

昨年は朝8時から集合し、昼頃までやっていた「もがり」。

毎回、8月一週目の日曜日に行われるので、私はお寺のご法事が勤まる為、早退させてもらいます。

西照寺で、10時からのご法事があるならば9時頃早退し、11時からのご法事であれば10時頃早退させ

てもらうのです。こればかりは、仕方ないのです。だって、有無を言わさず日曜日に開催されるのですから

(聞いたところによると、日程は市?とかから決められてやってください!となってるのだそうです)

ここ数年の猛烈な暑さで、市?に相談が数件あったそうで、今年は一時間早めて7時に集合して開催。

そりゃそうですよね。日中の暑さで倒れてしまうから。

という事で、今日は7時集合で行いました。

「もがり」の場所ですが、具体的な感じがわからないでしょうから写真を撮ってきました。

こんな感じの所を草刈りするのです。

田んぼと田んぼの間の水路。これが地域の排水?の水路なのだそうですが、水が流れずらいとヘドロが

溜まって、このような植物が生い茂ります。こいつを刈っていくのが、「もがり」。

ずっと奥(向こうに家がみえますが、その手前まで)まで刈っていき、右に折れていきます。

距離はまだまだ。因みに、上の写真は前半戦の準備運動程度の感じ。

一時間後、ちょっとした休憩を挟んで、もっと奥の方に。

こうやって、深い溝に入って、鎌で刈っていくのです。カエルや蛇がいて、マムシとヤマカカシに遭遇しま

した。嫌ですよね。マムシは噛まれたら大変なので、私は警戒していました。

これだけ暑いと、さすがに日向で蛇を見ることは、ここ数年あまりありません。

蛇はいなくなったのかな?と思いきや、こういった水がある場所に避難しているのですね。

カエルも沢山いたし、蛇に食べられてしまうのかもしれません。

さて、難所はこんな感じです。

もう、写真だけではわからないですね。この真ん中にあるネギみたいな、ニラみたいな植物は2m位の

背の高さがあって、上記写真の男性の足元の一歩先は、1m以上の深さの溝があるわけです。

その下から、この植物は生い茂っている訳です。

この植物は、写真のずっと奥の方まで茂っていますね。これは、全て水路に生い茂っている状態。

だから、ずっと奥までこの植物を刈っていくわけです。皆で手分して。鎌で。

凄い距離ですね。たぶん、全部で2キロほどあるんじゃないか!?と思います。

7時から始まった「もがり」。10時頃に終わりました。全てを刈り取って。

刈り取った後は、こんな感じで水路がみえるようになります。

さすがに、根っこからは除けませんが、仕方ありません。

これが本当に大変な作業で、腰が痛くなっています。地域のご高齢の方が多いのですが、田んぼをやってい

たりするので、このような作業でも、大丈夫なのです。驚きですよね。もちろん、皆さんヘトヘトですよ。

でも、普通に動けるし、私と比較しても同じようなスピードで。むしろ、私の方が遅いのかもしれないくら

い。ただ、これもあと数年もすれば、世代交代していかないと、無理でしょうね。

しかし、世代交代できる世代がいないのです。出て行ってしまっているから。

これって、今後どうなってしまうのでしょう。凄い大きな問題ですね。

一先ず、恐れていた「もがり」も、無事に終わったので安心です。また、来年もあるんだなトホホ