こんにちは 住職です。
今日は私が教誨師を務める川越少年刑務所で、盆法要を行うとの事で、浄土真宗本願寺派の僧侶が4名集い
法要を修行してきました。川越少年刑務所で教誨師を務める浄土真宗本願寺派の僧侶は、全部で5名。
その内の4名が9時に刑務所で待ち合わせ、その後、諸々準備や支度を行いました。
まずは法要を講堂で行い、その後、僧侶から20分ほどの法話があります。
その後、私達は一度控室に戻って、着替えをし、次に刑務所の敷地内にある墓地に移動。
私は初めて刑務所内の墓地に行ったのですが、刑務官に車をご用意いただき乗せてもらい、行きました。
内部情報ですが、秘密なものではないでしょうから綴っていますが、刑務所内の墓地には、服役中に亡くな
った方、あるいはその中でも遺骨の引き取りてがない方が、その墓所に納骨されているような感じだと思い
ます。毎年、刑務所では盆や彼岸などには法要を行っていて、お墓にお参りもしているのです。
そして、刑務所内の所長を始めとした責任ある立場の方々が集って、お墓をお参りしているのです。
今日は、僧侶が読経し、その間にお線香をお供えし、僧侶と共に読経をあげました。
全体で、集合してから解散まで2時間以上かかりましたが、いずれも順調でした。
刑務官の皆様も、お墓にテントを張ったり(暑いし、雨が降ることもあり得るので)、蚊取り線香をたいて
くださったり、準備が大変だったはずです。でも、これも亡き方々への追悼の気持ちでしょうし、大事な
ことだと思いました。この法要は、毎年宗派を変えながら、順番に持ち回っているもので、今回は浄土真宗
本願寺派が盆法要の担当だったわけなのです。