おはようございます。住職です。
2020年もまもなく終わりを迎えようとしています。
今年は、コロナに始まって、コロナに終わる年でしたね。
こんな事は、私の人生でも初めてのことで、感染症の恐ろしさを痛感させられました。
しかし、コロナによって生活習慣というのか、働き方といえばよいのか、随分と私は変わってしまいました
。4月から、築地本願寺での仕事は、リモートとなりました。
これまでは、築地本願寺に、月に10日前後通勤していましたし、その他の仕事で、外出することが多かっ
たのです。場合によっては、法務が多い土日祝日は自坊で、その他の平日は、ほぼ外出している!
何てこともありました。移動って時間も必要だし、身体的にも疲れるのです。
それが、コロナで外出しなくなり、リモートが可能になったことで、私の仕事はリモートでも進められる
ことが明らかとなりました。もちろん、稀に築地本願寺に行かなければならないこともありますが、
しかし、リモートでも進められるのです。
こうなると、移動時間がなく、交通費もかからない。自坊で仕事が進めれるので、身体の疲れもほぼない。
素晴らしい効率的で時間と体力的なゆとりの持てる生活が始まったのです。
すると、余裕があるぶん、新しい発想や試案などができるようになるのです。疲れがないって、こういう事
か!と嬉しくなりました。
もちろん、西照寺の今後についても、これまで考えてきたつもりなんだけど、どこかスッキリしない状態
だったものが、コロナで時間的余裕と、精神的余裕がもたらされたことで、完全にスッキリした状態に
落ち着いたのです。これは、何年もかけて私が悩み続けてきたことだったので、それが意図せずもコロナ
によって解決されることになるなんて、思っても見ませんでした。
そう考えると、コロナは悪いことばかりではないと思います。
もちろん、飲食店や観光業界では仕事が厳しくなるわけですから、コロナは悪いとなりますね。
当然です。一方で、ネット関連などの業種は、巣籠生活では、需要が伸びているようです。
環境によって、業種の違いで影響が異なるのです。ですから、環境にいかに適応していくのか?
という部分こそが大事なのでしょう。進化の法則の通りですね。環境に適応したものだけが
生き残っていける。そこの部分は、人それぞれで考え方それぞれ。
私も、今の環境に適応できるお寺づくり!という意味では、まだ見つかっていないので、難しいのですが、
違う意味で、私がしていきたいこと。西照寺がすべきこと。そのような意味で、ビジョンがしっかり
見えてきた!のです。これは、コロナによって時間ができたことからもたらされた、予期せぬ副産物。
従って、2020年は、私にとってスタートラインに立てた年となりました。
来年は2021年ですから、スタートを切って前進させる年となります。
すでに、下準備はしてあって、来年早々から動き出せるように、仲間も見つけました。
来年は、いよいよ具体的な作り込みに動き出します。半年ほど、静かに土台を整える作業をするので、
大人しく見えると思います。しかし、着実に進めて行こうと考えているので、頑張ろう!と思います。